オンライン FITS ヘッダーエディター

完全無料・ブラウザ完結型ツール。天体 FITS 画像のヘッダーメタデータをサーバー送信なしで高速に閲覧、編集、無劣化出力できます。

FITS ファイルをクリックまたはドラッグ&ドロップ

.fits, .fit, .fts 形式対応 100% ローカル処理(ブラウザ内で完結・サーバー非送信)

FITS
{{ file.name }} {{ formatFileSize(file.size) }} | {{ cards.length }} 件のヘッダーカード | {{ hduInfo }}
クイック追加:
#キーワード (Key)タイプ (Type)設定値 (Value)コメント / 説明 (Comment)操作
{{ card.originalIndex + 1 }} {{ card.key }}
該当する FITS キーワードが見つかりません。
{{ cards.length }} 件中 {{ filteredCards.length }} 件を表示 ● 未保存の変更があります

オンライン FITS ヘッダーエディターとは?

FITS(Flexible Image Transport System)は、国際天文学連合(IAU)および NASA が策定・維持している世界標準の天体画像・科学データフォーマットです。各 FITS ファイルの先頭にはヘッダー(Header)が格納されており、80 文字固定長の ASCII テキストカード形式で、望遠鏡の光学系、センサー設定、露出時間、天球座標(赤経・赤緯)、画像サイズなどの詳細な観測メタデータが記録されています。

従来、FITS ヘッダーの確認や編集には大型の専用デスクトップソフトウェア(SAOImage DS9、AstroImageJ、PixInsight など)の導入や、Python の astropy.io.fits によるスクリプト実行が必要でした。当サイトのオンライン FITS ヘッダーエディターは、インストール不要かつ完全無料のブラウザ完結型ツールとして、あらゆるデバイスから瞬時にヘッダーの確認・編集・修復・再エクスポートを行えます。

なぜ FITS ヘッダーの編集が必要なのか?

スタック処理・キャリブレーションエラーの修復

Siril、DeepSkyStacker、Astro Pixel Processor などの天体画像処理ソフトはヘッダー情報を基準に処理を行います。撮影ソフトの記録ミスでフィルター名(FILTER)、露出時間(EXPTIME)、ゲイン(GAIN)が狂っていると、スタック分類の失敗やキャリブレーション拒否が発生します。

プレートソルビング(天体位置解析)の失敗を解決

ASTAP、PS2、N.I.N.A などのプレートソルバーは、望遠鏡の焦点距離(FOCALLEN)、ピクセルサイズ(PIXSIZE1/XPIXSZ)、推定座標(RA/DEC)を必須とします。欠損・誤記されたこれらの値を修正することで、位置解析がスムーズに成功します。

ベイヤー配列(カラーマトリクス)の復元

ワンショットカラー(OSC)冷却天体カメラの画像はデベイヤー処理が必要です。ヘッダーの BAYERPAT(例: RGGB, BGGR)が欠落していると正しい色が再現されません。本ツールで即座に付与・修正が可能です。

メタデータの標準化と観測アーカイブ

天体名(OBJECT)、観測者情報(OBSERVER)、撮影メモを統一し、コミュニティへの共有や科学データベースへの登録に適した正確なフォーマットに整えることができます。

FITS ヘッダーエディターの使い方

1

FITS ファイルを読み込む

上部のアップロードエリアに .fits.fit.fts ファイルをドラッグ&ドロップするか、ファイルを選択します。サンプルデータで即座に試すことも可能です。

2

検索・絞り込み・直接編集

一覧テーブルでカードを確認できます。検索バーやカテゴリータブ(天体・光学系・WCS)で目的の項目を絞り込み、入力欄から直接値を書き換えます。

3

項目の追加またはクイックプリセット

キーワード追加で新規カードを作成できるほか、クイック追加ボタン(+ OBJECT+ BAYERPAT など)から主要パラメータをワンクリックで挿入できます。

4

無劣化で保存・ダウンロード

保存して FITS を出力をクリックすると、2880 バイト境界に準拠した新ヘッダーと元画像バイナリを結合した完全な FITS ファイルが即時出力されます。JSON や TXT での出力も可能です。

主要な天体 FITS キーワード対応表

キーワードデータ型説明・機能設定例
OBJECT文字列観測対象の天体名(M31、NGC など)'M31 Andromeda'
EXPTIME数値総露出時間(秒単位)300.0
FILTER文字列使用した光学フィルター名'Ha 3nm', 'Luminance'
BAYERPAT文字列カラーセンサーのベイヤー配列構造'RGGB', 'GRBG'
FOCALLEN数値望遠鏡・レンズの有効物理焦点距離(mm)1050.0
PIXSIZE1 / XPIXSZ数値センサーの素子ピクセルサイズ(μm)3.76
GAIN数値カメラセンサーの電子ゲイン設定値100
CCD-TEMP数値冷却センサーの設定または実測温度(℃)-10.0
DATE-OBS文字列観測開始時の国際標準時 UTC(ISO 8601)'2026-08-31T20:45:00'
RA / DEC数値天球上の赤経(RA)および赤緯(Dec)座標(度単位)10.6847, 41.2687

100% ブラウザ内ローカル処理による安全性と高速性

天体撮影の FITS ファイルは通常 1 枚あたり 50 MB 〜 150 MB 以上の容量があります。重いファイルを外部サーバーにアップロードすることは通信量の浪費だけでなく、未公開の科学観測データの漏洩リスクを伴います。

本ツールは HTML5 File / Blob API を活用し、すべての処理をお手元のブラウザ内部で完結させます:

  • サーバー送信ゼロ: ファイルは外部に一切送信されないため、完全なプライバシーと安全性が保証されます。
  • 大容量ファイルもミリ秒で処理: 100MB 以上の大容量ファイルでも、ヘッダーの解析・再構築は瞬時に完了します。
  • 画質劣化なし(完全ロスレス): 先頭の 2880 バイト規格 ASCII ヘッダーのみを差し替え、後続のバイナリ画像データは一切再圧縮せず完全無劣化で保持します。

よくある質問 (FAQ)

この FITS ヘッダーエディターは完全無料ですか?

はい。本ツールは完全無料でお使いいただけます。利用制限、ファイルサイズの上限、透かし(ウォーターマーク)、会員登録などは一切ありません。

対応している OS やデバイス環境を教えてください。

完全な Web アプリケーションとして動作するため、プラグインのインストールなしに最新のあらゆる環境で動作します:

  • Apple Mac & macOS: MacBook Pro, MacBook Air, iMac, Mac Studio, Mac mini(Safari, Chrome, Firefox, Edge 等)。
  • Apple iOS & iPadOS: iPhone、iPad、iPad Pro(Safari, Chrome 等)。
  • Windows: Windows 11, 10, 8, 7(Chrome, Edge, Firefox, Brave 等)。
  • Linux & ChromeOS: Ubuntu, Debian, Fedora, Arch Linux, Chromebook 等。
  • Android: 各種 Android スマートフォンおよびタブレット。

ヘッダーを編集することで画質が低下したり再圧縮されたりしますか?

いいえ。FITS 規格ではメタデータ(ASCII テキスト)と画像ピクセルデータ(バイナリ)が完全に分離されています。保存時はヘッダーテキストのみを更新し、ピクセルデータは無加工のまま結合するため画質の劣化は一切ありません。

対応しているファイル拡張子は何ですか?

標準的な天体 FITS 拡張子である .fits.fit.fts に対応しています。

一部のキーワードが削除できないのはなぜですか?

SIMPLEBITPIXNAXISNAXIS1NAXIS2 などのキーワードは、FITS データの次元数やビット深度を定義する必須の規格構造タグです。これらを削除すると画像解析ソフトで読み込めなくなります。

画像本体をダウンロードせずにヘッダーのみ出力できますか?

はい。JSON 出力で構造化 JSON ファイルをダウンロードできるほか、TXT 出力ヘッダーをコピー機能によりテキスト情報のみを抽出できます。